ちょっと掘ってみようかな。


by wakas
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靖国なのに靖国でない皮肉

Excite エキサイト : 政治ニュース
この話題はきっと今後も解決することはないので、都度ツラツラ書き加えていきたいと思います。

私の考えとしては、首相が戦没者に哀悼の意を示す姿勢には反対する余地もないことですが、靖国神社参拝には「反対」。
理由は「アジア外交の重要性」と「憲法判断」、「宗教法人靖国神社の性格」が主な理由です。
そもそもは「なんで小泉首相は靖国にこだわるのか?靖国でなければいけないのか?」というのが出発点。


アジア外交の重要性は、中韓に限った関係ではなく、ASEAN諸国も含みます。
感情論ではなく、客観的に日本とアジアの関係を見つめてみると経済を軸にもはや切り離せないほど密接です。スーパーで商品の値段を眺めていれば気付きます。
が、小泉首相は周知の通り米偏重主義。
「靖国神社参拝」を特に中韓に対しては対等に渡り合うための「外交カード」として利用している帰来があります。
土下座外交が良いとは思いませんが、首相の国益を犯すような判断により不利益を受けるのは在留邦人・法人です。
「私人の行為」で逆に得られるものは?
こんなことを公約にする前に、竹島、ガス田問題の方が国益に密接にリンクしているだろうに。

憲法判断では違憲判決は出ていないものの、このところ高裁レベルでも「違憲判断」が出ています。
「違憲とは思わない」と言っていた首相も、今回は徹底的に「私人」ぽく振舞ったようですね。
「判決」ではなく、なぜ「判断」なのか。
それは裁判官の良識(抵抗)でしょう。
主文による判決にしてしまうと、上告され最高裁の判断によるところとなります。
最高裁の裁判官は内閣が指名しているため、首相に不利な判断をする可能性は低い。
結局、裁判所が判決を下さないためうやむやに・・・。
「グレー」な司法判断を自覚しているなら、内閣の長としていらんことせんでよし。
議員バッジをつけたままの参拝が私人なのか?


宗教法人靖国神社の性格。
一度訪れてみたいのですが、これが一番の問題でしょうね。
首相が参拝する一宗教法人としては、その適格性に疑問を持ちます。
主な疑問は、靖国神社が持つ思想(主張というべきかもしれない)と手法です。
靖国神社の中でも足を運んでみたいのはここ
おおよそ英霊を祀る場所としては似つかわしくない。
また、合祀の方法は厚生労働省から戦没者名簿を入手し、本人、遺族の意思と関わり無くなされるものです。(一旦合祀されると分祀されることはない)
例えばクリスチャンであっても強制的に合祀されている方もいらっしゃる訳であり、宗教上もその判断には違和感を感じざるを得ない。
千鳥ヶ淵では慰霊は、仏式、キリスト教式、神式とそれぞれが信じる方法でなされているだけに尚更です。

参拝反対の理由に、「A級戦犯の合祀」をよく耳にしますが、私にとってそれは論点ではない。
(彼らの合祀に至る経緯については違和感がありますが)
あちこちのブログで説明されている通り、「A、B、C」は「罪の軽重」ではなく、「罪の分類」です。
「A級戦犯」でググると関連記事がでてきて読み応えがありますよ。
以前、ローカル番組で首相らの靖国参拝に反対する中国人留学生を集めて「A級の意味」を尋ねたところ、応えられる人は皆無でした。
「A級=一番悪い人」というラベルが国の内外で一般化しているもの思われます。
そんな犯罪人が祀られているところに参拝しにいくのか、そんなことは許せない、と。
本当の意味を調べてみると、この点を理由とする方の考えも変わるかもしれない。
ただ、個人的な考えとして「罪の分類」ではあるものの、「当時の国政における責任の軽重」との関わりはあるように思います。
これに触れると「極東国際軍事裁判の正当性」や「聖域である戦争責任」まで問わないといけなくなるので、また改めます。


未だに圧力団体として政界に影響力を保っている財団法人日本遺族会との関係も気になります。
「特別弔慰金」はいつまで支払われつづけるのかなど。

(また改めて加筆予定)
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by wakas | 2005-10-17 18:30 | 政治経済なツブヤキ